2019年の10月1日から消費税が10%に引きあがるということで、皆さん色々と対策を行っていたようですね。
そんな中で引き起された事件をまとめてみたので、ご紹介します。
また、今後消費税が引き上げられないとも限らないので、いつかの役に立てばよいですね。
(もうあがらないに越したことはないですが・・・)
トイレットペーパー消失
増税前に生活必需品を買いだめしておこうと思うのは当然のことですよね?
必ず使うものですし、あっても困るのは置き場くらいのものです。
特にトイレットペーパーやティッシュペーパーなんかは腐るものでもないので、買いだめしやすい商品だと思います。
しかし、全員が同じことを考えると思うと、大変なことが怒ってしまうのです。
そう、トイレットペーパーとティッシュペーパーが販売店から姿を消してしまう地域が多く発生してしまいました。
9/30お昼ごろの地方紙では、少しでも安く生活必需品を購入するために、駆け込み客が続出したと報じています。
「一家族2セットまで」と販売に制限を変える店舗もあるほどです。
この「トイレットペーパーがなくなる騒動」というと1973年に起こったオイルショックによるトイレットペーパー騒動を思い出しますね。
あの騒動の発端は「紙がなくなる」というデマからでしたので、今回の発端とは大きく違いますが。
ただ、気をつけていただきたいのは、増税は2%なので値上がりする価格も微々たる物です。
もちろんその微々たる物も節約したいという倹約家の方はいると思いますが、購入するために高いガソリン代を払って車で遠くの販売店まで行ってしまうと逆に損になりかねません。
24時間スーパー閉店
24時間営業の店舗は多々ありますが、各社で増税の対応は変わってきます。
ジョナサンなどのファミリーレストランを経営する株式会社すかいらーくでは、日付が変わった段階で一度消費税8%のまま会計をしてもらい、その後の飲食代から10%になります。
タクシー業界では、10月1日の朝に出庫した段階から10%に引きあげとして、9/30から10/1にかけての深夜に乗った場合は8%のままにする対応が多かったようです。もちろん、個人タクシーや各社で対応は異なります。
また、24時間営業のスーパーなどでは、消費税引き上げに伴い商品のたな卸し、陳列の変更が必要となるため、9/30の夜から10/1の朝にかけて24時間営業を取りやめているところもあります。
レジシステムの入れ替えや値段表記を変更する必要もあるので、仕方が無い対応と言えるでしょう。
ただ、通常通り24時間で営業していると思っていた人にとっては、少し不便かもしれませんね。
消費税計算変更に伴うシステムメンテナンス
多くのECサイトでは、消費税の増税に伴ってWebページ上に製品価格の表記変更やカートの合計金額の変更など多岐に渡る対応が必要となるので、システムメンテナンスが行われるサイトがとても多くあります。
現在では、店舗とは別にECサイトでの販売を行っている小売店も多いので、各社でシステム変更に追われているようです。
この裏では、このようなシステムを構築・運用保守を行うシステムエンジニアの方々が対応を行っているのでしょうね。
メンテナンス時間が長くなるほど営業損失が大きくなりますので、早く、正確な対応が求められますので、システムエンジニアの方にとっては、10/1の夜は地獄かもしれません・・・。
また、有名なECサイトとしてはAmazonが上げられますが、気になるのはやはり増税のことなのか、Googleの予測検索でも増税が上位にラインナップされています。
さすが大手のAmazonさんは、増税開始の10/1日付変更にかかっても特にシステムメンテナンスはかからずに使用し続けることができました。
ちなみに、Amazonの増税タイミングは、9月中に注文手続きが完了したものに関しては8%で、以降は10%というわかりやすい仕様になっています。
なので、もう消費税10%が適用されているということですね。
定期券購入のため駅混雑
増税前に購入しておきたいものとしては、定期券もそうですよね。
通勤で利用される方にとっては、平日はほぼ必ず使いますし、経路によっては半年分で10万円を超えるようなこともあります。
仮に定期代が10万円だったとしたら、8%から10%に変わることで2,000円の増額になってしまいます。
誰が考えても増税前に買っておいた方が得ということで、皆さん消費税が切り替わる直前に購入を急いだようです。
増税前の駆け込みとしてJRのみどりの窓口では駆け込み購入で長蛇の列が発生しました。
新宿駅でも同様にJRの定期券を求めて行列が出来上がったと朝日新聞が報じています。
ただ、駅側も混雑を予想していたのか、迅速な対応で大きな混乱はなく収束していきました。
今後も増税する際は、定期券売り場は混雑することを覚えておいた方がよさそうです。
まとめ
今回の消費税が8%から10%へ引きあがることで日本中で騒動になりましたが、各社で準備を進めて対応が行われていっている印象を持ちました。
特に大きな混乱も無く収束に向かっていきそうで一安心ですが、まだまだこれからが大変です。
軽減税率によりイートインとテイクアウトで税率が変わってきますので、ファーストフード店では混乱が確実でしょう。
真っ先に手を打ったマクドナルドのように値段は一部のみ価格値上げし、その他は持ち越しといった対応をしていない企業は税率をそれぞれで計算する必要がありますからね。
ここで、消費者にも大きな注意があります!
もしかしたら、考えてしまったこともあるのではないでしょうか?
購入したときに持ち帰るつもりだったけど気が変わってしまったなどを注意するのは難しいので対策を検討している段階のようです。
また、逆にイートインのつもりだったけど、テイクアウトにしたくなったとき2%分返金するのか?という問題もあります。
まだ、はじまったばかりの消費税10%はこれからも当分は波乱を呼ぶことになりそうです。
※ちなみに上記は2019年10月1日 1:00時点のもので、今後刑罰化などもあるかもしれませんので、その時点での正確な情報をご参照下さい。※
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