実は危ない口呼吸と治し方|鼻呼吸を習慣化しよう!

ヘルス

皆さんは自分が呼吸をするときに「鼻」と「口」のどちらを使っているかわかりますか?

ほとんどの方が「鼻」と答えるかと思いますが、「口」と答えた方は注意が必要かもしれません。

実は、人間の体は鼻から呼吸することを前提に作られているため、口呼吸の場合は何かと不都合な部分が生じてくるのです。

今回は、口呼吸の危険性と手っ取り早く口呼吸を直す方法をご紹介します。

口呼吸の危険性

口呼吸は危険とされる原因は以下があげられます。

  1. ホコリ、細菌、ウイルス
  2. 乾燥
  3. 温度

具体的に危険性を鼻呼吸と比較して見ていきましょう。

危険性①:ホコリ・細菌・ウイルス

呼吸で外気を体に取り入れた場合、「ホコリ」「細菌」「ウイルス」と体に悪影響を与えるものが、肺に取り込まれることになります。

鼻呼吸であれば、鼻毛や鼻水などで体に取り入れる前にフィルタリングをしてくれますが、口呼吸の場合はフィルターが無いため直に肺に取り込まれていくことになります。

それらの異物は、通常であれば粘膜の抗体によって退治され体の中で増殖することはありません。

しかし、呼吸というのは24時間365日行っています。

そして外気にはかなりの異物が含まれており、抗体がフル稼働してようやく除去できるくらいです。なので、少しバランスが崩れるだけで除去しきれなくなってしまいます。

バランスの崩れる原因としては下記のようなものが挙げられます。

  • 体の内部
    • 睡眠不足
    • ストレス
  • 体の外部
    • ウイルスの流行(インフルエンザなど)

上記の状態では、抗体での異物除去が間に合わなくなるので、ウイルス感染などの危険性が高まります。

バランスの崩れた状態で少しでもウイルス感染などを防ぐには、空気をフィルタリングできる鼻呼吸が優れているということです。

危険性②:乾燥

口呼吸の危険性として「乾燥」も挙げられます。

鼻呼吸の場合は、鼻水により体の中の入る空気は湿度が90%になるように調整されます。

口呼吸の場合も唾液によって体に入る空気は加湿されますが、代わりに「口内」と「喉の粘膜」に重大な乾燥が起こり、本来の機能が損なわれます。

口内の乾燥では、唾液が薄くなることで以下が発生します。

  • 口臭
  • 虫歯
  • 雑菌の繁殖

喉の粘膜の乾燥では、以下のことが発生します。

  • 喉の痛み
  • 抗体の抵抗力低下

鼻呼吸と比較して、口での呼吸はあまりにもデメリットが多くなります。

危険性③:温度

外気を取り入れる呼吸では、気温も重要なファクターとなります。

冷たい冬などでは、気温の低い空気が直接体に入ることになるため体温の低下につながります。

体温低下が体全体の免疫力の低下につながるため、病気にかかりやすくなってしまいます。

鼻呼吸の場合は、狭い鼻腔を通過するため体温により35度前後となるように調整されます。

そのため、体内部の肺に届くころには体温と同じ程度の温度となっているため、体温を下げることがありません。

口呼吸になってしまう原因

口呼吸になってしまう原因はいくつか考えられます。

  1. 習慣
  2. 鼻づまり
  3. 口の周りの筋肉(口輪筋)不足

習慣

口呼吸は日頃からの習慣が大きな要因となります。

幼少期から口呼吸を続けている人は、既に習慣として根付いているため無意識に口での呼吸を行ってしまいます。

特に呼吸は生命維持に影響のあるもののため、無意識に取る手段は日頃慣れているものになります。

また、直そうと鼻呼吸に変えても慣れていないことから息苦しさを感じてしまい、なかなか鼻呼吸を続けることができないことが多いです。

鼻づまり

物理的な原因として、鼻呼吸ができないため口呼吸になる人もいます。

慢性的な鼻炎などにより、鼻がつまり鼻呼吸ができないために仕方なく口呼吸になることがあります。

この場合は、鼻づまりの原因を治さないことには口呼吸も治すことができません。

無理に鼻で呼吸しようとしても、酸素不足になるだけで長期的に鼻呼吸を習慣化させることができません。

口輪筋不足

口輪筋とは、口の周りの筋肉で主に口を閉じる動作に使われ、この筋肉があることにより無意識でも口を閉じることができます。

この筋肉は言葉を発したり、表情筋を動かすことで使用されますが、日頃から使い続けないと衰えていきます。

なかなか意識的に鍛えることが無い筋肉のため、気づいたときには衰えていることが多く、「睡眠時にいびきをかくようになった」などの要因から気づくことがあります。

睡眠時は特に口元がゆるくなりやすく、更に衰えが進むと口を常に閉じておくことができなくなり口呼吸になってしまいます。

口呼吸の治し方・改善方法

口呼吸の改善方法は原因ごとに対応が必要になります。

なので、自身にあった方法で口呼吸の改善を図っていきましょう。

口閉じテープ

単純に口呼吸の習慣が無いだけであれば、口閉じテープが大変効果的です。

口に対してテープを張り、強制的に口呼吸をやめさせることで鼻呼吸に切り替えることができます。

使用するテープは、必ず専用のテープ医療用のテープを使用してください。

セロハンテープやガムテープなどを使用すると肌への刺激が強く赤く炎症が出てしまうことがあるので、注意が必要です。

この方法は、声優やアナウンサーなどの声を仕事にされている方が睡眠中も喉を痛めないように行っていたりもする方法で、医師の方でも実践されている方がいるほどです。

口を無理やり閉じることに危険性を感じる方もいるかもしれませんが、専用のテープは完全に口を閉じることを目的としておらず、あくまでも補助役程度の粘着度しかありません。

息苦しくなって口を少し開けようとすると勝手に外れる仕組みなので、何かの原因で鼻呼吸できなくなった際も問題なく口呼吸することができるようになっているので安心してください。

仮に睡眠中に使用したとしても、寝相や鼻づまり次第ではありますが、朝起きるとほとんどの場合口閉じテープははがれています。

とはいえ、朝起きた際の口の粘つきも喉のイガイガも減っているのも事実なので、口呼吸をしている時間は口閉じテープしていないときに比べるとすくなくなっているようです。

薬剤療法

鼻づまりが原因である場合は、薬剤によって回復させてやる必要があります。

鼻づまりが起こる原因は多岐にわたり、慢性鼻炎花粉症アレルギーなど各々で効く薬も違うので、耳鼻咽頭科を受診して合った薬を処方してもらうようにしましょう。

鼻づまりが原因の場合は、気道さえ回復すれば自然と鼻呼吸に戻すこともできますし、口閉じテープで習慣づけすることもできるようになります。

また、花粉症やアレルギーによる一時的な鼻づまりであれば、薬局の薬でもある程度は抑えることが可能です。

オススメは「コルゲンコーワ鼻炎フィルムクール 」が大変効き目がよいです。

鼻の気道不足

鼻の気道が元々極端に狭いため、鼻呼吸ができないこともあります。

実際に私も該当するのですが、鼻の中の骨が曲がっていることで気道をふさいでしまう「鼻中隔湾曲症」という病気があります。

鼻の骨がきちんとまっすぐな日本人は全体の約1割程度と言われており、むしろほとんどの人がある程度曲がっていることになります。

ただし、程度は人それぞれで、呼吸がしづらい程度まで閉塞していると「鼻中隔湾曲症」となります。

対処方法はかなり難しく、基本的には薬によって炎症などを極力抑えて少しでも気道を広く取ることになります。

それでも、呼吸が難しい場合は、「鼻中隔矯正術」という手術によって骨を矯正することで治す方法もあります。

この手術は実際に行っている方も多く、体験談がインターネット上でよく出てきます。

また、有名人では「武井壮」さんも「鼻中隔湾曲症」だったようで、手術で矯正したときの話しをTV番組「カンジャニクロニクル」の2016年11月12日の放送で行っています。

手術ということで、ハードルはかなり高いですが、あまりにも鼻の閉塞が強い場合は検討されても良いかと思います。

呼吸はこれから生きている限り、常に行うものなので快適にしておいた方が良いのではないでしょうか。

まとめ

何かと危険が多いと言われている口呼吸に関して解説しました。

様々な原因で口呼吸になっている方がいると思いますが、各々にあった解決方法を実践することで、徐々に鼻呼吸に移行していくことをオススメします。

口呼吸は万病の元となりかねませんので、思い立ったときにできるだけ早く解消していきましょう。

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